株式会社ジャパンコンテンツファクトリー

    1. 2018.08.03
    2. 海外展開を目指す日本の映像コンテンツ制作を支援するファンドの立ち上げについて
      ~ファンド運営会社「株式会社ジャパンコンテンツファクトリー」を設立、2018年秋に運用開始~

    3.   株式会社ジャパンコンテンツファクトリー(以下、JCF)は、株式会社NTTぷらら(本社:東京都豊島区)、吉本興業株式会社と株式会社電通の共同出資会社である株式会社YDクリエイション(本社:東京都新宿区)、株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区)、イオンエンターテイメント株式会社(本社:東京都港区)と、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)(本社:東京都港区)とともに、ファンド運営会社として設立しました。JCFは「ジャパンコンテンツファクトリー投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)を立ち上げることで、海外展開を目指す日本の映像コンテンツの制作を支援していくことを決定しました。JCFは、2018年秋に運用を開始します。

      昨今、映像配信サービスの世界市場規模が拡大したことで、映像コンテンツの輸出入の概念は大きく変わりました。各国で制作された映像コンテンツは、配信プラットフォームに置かれることで即座に世界中の人々に届き、手軽に視聴できるようになったことで、視聴者はそのコンテンツがどこの国で制作されたかを気にすることなく、自身の価値観に合うコンテンツを自由に選択するようになりました。また、映像表現も多様化し、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの先進映像技術が次々と登場することで、スピーディな資金調達が必要となりました。このように映像市場が変化する中、JCFは本ファンドを通じ、多様な才能を持ったクリエイターや制作会社が世界に向けた多彩なコンテンツを制作できるよう資金を供給します。

      本ファンドは、映像配信会社などがコンテンツ完成後にライセンスフィーの支払いを約束するプリセールス契約締結時から、制作費入金時の間に資金を供給することで、これまで、優れた企画・制作能力を持ちながらも、資金調達手段が限られているために、単独でのコンテンツ制作およびその後の事業展開が困難だった制作会社や作品をプロデュースする制作会社などを支援していきます。さらに、資金の供給により、多くの映像制作会社がグローバル市場への展開をより主体的に行う機会の拡大を目指します。なお、本ファンドの規模として100億円を目指すと共に、提供する機能としても、制作完成までの資金提供にとどまらず、コンテンツのグローバル市場への展開についての支援も行っていく予定です。なお本ファンドが支援する具体的な作品については近日発表を予定しています。

      JCFは、今後、国内の映像コンテンツ市場の発展および海外に向けた日本コンテンツの魅力発信に貢献していきます。
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